それで実際TAMAの工場に行って一つ一つ商品が出来上がっていく行程を見させてもらったんだけど、その時やっぱり自分は間違っていなかったんだなーと凄く思った。
それとバランスの良いドラムって結構少ないと思うんだけど、これほどバランスが良く且つ自分に刺激を与えてくれるドラムって今まで他に無かったということ。それが一番決定的な理由だったね。
そして、数あるTAMAのドラムの中で僕がファーストキットに選んだのが、このStarclassic Bubinga Omni-Tune。
僕は昔からブビンガという木をよく知っていて、やっぱりそのブビンガの持つガッツのある音、ハイエンドとローエンドに凄く幅のある音が欲しくてブビンガを選んだんだ。メイプルって凄く鳴ってくれるし音もシャープで扱い易いけど、そういう音に飽きた人にとってはもの凄く面白いと思うよ、このブビンガは。とにかくこのローエンドはあり得ないくらい“ガッツーン”とくるからね。
あとバーチを使っている人はもっと“アリ”だと思う。バーチってあの特有の甘い感じってあるじゃない?ブビンガはあの甘い感じに鋭く尖った剣先を加えて、更にメイプルでもバーチでもあり得ない、凄くリッチでじゃじゃ馬的なローエンドを加えた感じ。マイクのりも凄くいいし、間違いなく現在最高峰のドラムだと思うね。
それにこのオムニチューン・システムも最高。例えばバスドラムだと、今まではチューニングするときはいちいちバスドラムの前に移動してやっていたけど、このオムニチューン・システムはもうその必要が無いからね。椅子に座ったままで少しずつサウンドをチェックしながら、タイムラグ無しで自分の思う音に近づけることができる。僕はやっぱり自分が座る位置で音を作っていくことが一番の理想だと思うから、そういう意味でもこのオムニチューンは最高のマシーンだと思う。ルックスも面白いし、とにかく素晴らしいシステム。
あとね、実は耐久性も凄くあるよ、これ。
最初はその点でちょっと不安があったけれど、もう何ヶ月もこのキットを使ってきて、そんな不安は無用だと分かった。
オムニチューンの登場で、今までとは違うチューニングに対する全く新しい価値観が生まれるんじゃないかな?
