借金返済ができない債務者を騙す悪徳業者

悪人

債務整理に関して違法なことをしている悪質な業者もあることを、しっかりと認識してください。

借金問題に悩まされている人の中には、わらにもすがるような思いで、このような業者に騙されてしまう人も多いです。 特に債務整理をする時に注意したいのは、整理屋と買取屋、紹介屋の3つです。 整理屋とは、多重債務者を対象にして、債務整理をするといって高額の手数料を債務者からとります。 しかし、実際には債務整理が行われないので、借金問題は全く解決しないというものです。

買取屋とは、債務者でクレジットカードを持っている人が対象です。 クレジットカードのショッピングの限度枠いっぱいを使って、家電や新幹線のチケットなどを大量に購入させます。 そしてその商品を買取するというシステムです。

一見すると現金が手に入って、借金返済できると思ってしまいますが、しばらくすればカード会社から多額の商品代金の請求が来ます。 しかも買取をする時に、定価の30~40%程度で引き取る所が多いので、結果的には借金を増やしてしまいます。 また、カード会社に対してショッピングをしたといって、実質的には換金していたことで詐欺行為に当たるとして免責を受けられなくなる恐れもあります。

紹介屋というのは、大手の消費者金融からの借金が多額に上り、借入できなくなった人をターゲットにします。 自分たちでは基本的に融資は行いません。 そして融資してくれる業者を紹介して、紹介料という名目で高額な料金を請求してくるわけです。

紹介屋というのは実際には、何か動いているわけではありません。審査の甘い業者を知っているだけで、ただ単にそこを紹介しただけです。 審査の甘い業者は、金利が高めの傾向があるので、結局借金がかさむ結果になりかねません。 場合によっては業者とグルの紹介屋もあって、闇金業者を紹介するケースもあります。

チラシ広告の甘い言葉に注意

このような悪質な業者の手口として、新聞の折り込み広告やスポーツ新聞、電話ボックスなどに広告やチラシを出していることが多いです。 「借金の整理をします」とか「借金をまとめてみませんか?」といった宣伝文句を使っているケースが多いです。 このような広告に騙されることのないようにしてください。

買取屋の所で紹介しましたが、このような業者を利用することで、自己破産の手続きをしても免責決定が受けられなくなるケースもあります。 借金問題で悩んでいるのであれば、弁護士や司法書士といった、法的知識のある法律家に相談をすべきです。

クレジットカードの支払いをうっかり忘れてしまったために

大学を卒業しても就職できず、フリーター生活をしていました。 バイト料を振り込むための口座が必要になったので銀行に開設の手続きに行ったところ、クレジットカードを作らないかと勧誘されました。 バイト暮らしだったので審査に通らないんじゃないかと思ってたんですが、なぜか審査に通過しました。 自分が一人前になったように思えました。

新しいカードが届くとやはりその使い心地を試してみたいものです。 恐る恐る食事の支払い時にレジに出したところ、問題無く通りました。 その後気付いたのはクレジットカードのキャッシング機能です。 飲み会の会費など現金が必要になることも多く、チョコチョコとキャッシングをしていました。

バイト料の振込口座から自動引落になるため、しばらくは借金返済も問題ありませんでした。 しかし、バイトを辞めた後の借金返済が問題でした、 幸いすぐに次のバイト先は見つかったものの、今度は別の銀行口座へのバイト料振込でした。 ある月に、うっかり借金返済のお金を入金するのを忘れてしまい、カード会社から支払い督促の電話がきました。 初めてのことなのでどうしたらいいか分らず、電話も怖くて取らずに無視しました! 連絡もせずにいたらなんと借金の返済を一括請求されてしまいました。

バイトの身分で作ったカードなので利用可能枠は少なかったのですが、20万円の枠いっぱいに使用していたため一括払いができません。 友だちに頭を下げて周って、なんとかお金を掻き集めて借金の残債を一括払いをしました。 それから数年経ち正社員として働いていますが、未だにクレジットカードの審査が通りません。

一度はゼロになった借金をまた繰り返し

以前は消費者金融の金利がとても高かったように思えます。 それだけ審査も簡単で申し込んだらすぐに貸してくれたようなイメージがあります。 しかし、生活苦によりすぐに借金返済ができなくなりました。 長年グレーゾーン金利で借りていたため、債務整理をすると過払い金が発生していることが分かりました! そのため借金の返済額はゼロになりました。

私が行った債務整理は任意整理というタイプで、弁護士に依頼はしましたが借主と貸主が話し合って債務を整理して行く方法です。 この方法だと整理したいもの、したくないものとを選ぶことができるんです。 銀行の借入もあったのですが債務整理はしませんでした。

消費者金融から支払ってもらった過払い金を銀行の支払いに充てましたが、カードローンは解約しませんでした。 消費者金融の借入も銀行の借入も全部無くなったときには本当に人生が明るくなり、やり直せる喜びでいっぱいでした。 しかし、その喜びもつかの間、またしても借金返済に苦しむ毎日が続きます。

過払い金は支払う必要のないお金なので、任意整理をしてもブラックリストにはなりませんでした。 だからまた借金をすることができたのです。 私の失敗は銀行のカードローンを解約せず、手元に残していたことです。 簡単に借りられる状態にあったため、ちょっと手持ちの現金が足りないなと思うとつい借金をしてしまいました。 ブラックじゃないため銀行以外にもまた借りてしまい、借金はまたしてもピーク時に近づいてきています。 せっかくゼロになっていたのにまたも軽い気持ちで借りてしまったことに後悔、返済不能にならないように地道に返していく日々です。

借金が原因で離婚を決断

ある日、心労が重なり父は入院しました。 その入院費も払えずに、いよいよ父は母とは離婚を決断をするのです。 離婚すれば、家族はお金の苦労はしないで済むだろうと考えたようですが、実はバイト先のスナックで知り合った女性といい仲になっていたようで、その女性と一緒になりたいと思ったらしく、子供たちには借金から家族を守るために離婚と言う体にしたのです。

父にとっては借金返済するには新しい女性と一緒の方がよかったようです。 母は働いた経験のない女性で、2人で返して行くということができない相手だったので、その点知り合った女性は建築関係に勤めていて、父のサポートもできるし、借金も2馬力で返済できるのですからです。

その後、離婚した父の元を尋ねると、わずか10年で借金を完済できたと聞きました。 2馬力で、さらに2人して夜もバイトに明け暮れた生活で、本当に辛い日々だったと想像に難くはありません。 そんな父は、未だに現役で玄翁を振るうおじいさんです。

クレジットカードのキャッシング枠を利用

軽い気持ちでクレジットカードのキャッシングを利用するってよくあることですよね。 最近はコンビニでも簡単に借りれますし、何より借金したという罪悪感がほとんどないんです。 クレジットカードで買物した感覚の延長です。 翌月に1万円くらい返せるよってことです。

だんだんエスカレートしてきて一つのクレジットカードの限度額をオーバーしてしまいます。 最初は20万円を限度にしていました。 限度額に達すると2枚目のカードでキャッシングをしました。 まだまだ限度額に余裕があってまるで魔法のカードです。 でも毎月の支払いが厳しくなってくるんです。 2社から2万円ずつで合計4万円。 お小遣い制には厳しい返済額です。

利息も15%と高くて元本減らないのです。 はい、借金地獄の幕開けです。 ここで皆思うのです。 もっと利率の低い所に借換えできないか、2社をおまとめできないか。 はい、あります。 年率5%、キターッです。 とりあえず、2社の借換え分の50万円くらい限度枠頂ければ...、はい?300万円も枠があるの? 何故か自分のお金が増えた気になりました。

お金を借り過ぎて借金返済が大変なことに

100万円を超えたらやばいのでそれ以上は借りないぞ。 心に誓います。 はい、1年後300万円をMAX借りています。 人間とはそんなものなのです。 いや、借金するような人間はです。 もうお金は借りられません。 貸してくれません。 やっと借金しなくてすみます。 ここまで追い詰められないと本当のヤバさに気づかなかったのです。 返済シュミレーターによると完済までに10年くらいかかるそうです。 今はお金を借りたことへの後悔しかありません。